社員インタビュー

2002年度入社

Hot Spoon部門/部門長

飯嶋 玄考

IJIMA GENKO


あきらめずに挑戦し続ければきっといい結果が出る。
それを、身を持って体験してきました。

学校を卒業後、しばらくバイトをしていました。「いつまでもフリーターじゃあダメだな」と思い、趣味のスノボーに関わる仕事はないかと模索していたときのこと。たまたまご飯を食べにいった広州市場五反田店で、「今何をやってるの?」と店長に聞かれ「就職活動中です」と言うと、「だったらYSKの社員になったら?」と声をかけられました。最初は冗談かと思ったので本気で考えていなかったのですが、数ヵ月後にまた誘われたので、「考えてみたら、接客は好きな方だな」と思い直し、社長と面談。無事にYSKの社員になることができました。

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YSKに入社して2年目の夏、「今度、立地の良いビルがオープンするから、そこで何かやりたいね」という話が持ち上がりました。ミーティングの中で、各々が意見を出し、パスタなども出てくる中で、私は思わず「カレー」と言ってしまい…。社長も同じことを考えていたため、言い出しっぺの自分が担当することになったのです。そこには「待っているだけだと店長にはなれない」という気持ちもあり、思い切ってチャレンジすることにしました。とはいうものの、実はカレーづくりは未経験。調理もほとんどやったことがありませんでした。「母ちゃんがつくるカレーがうまい」と考えていた私が、初めてつくったカレーは、試食会で皆が沈黙してしまうほど。とても食べられたものではない状態でしたね(笑)。

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本屋で料理本を買ってきてカレーづくりを0から学び、カレーの有名店をめぐって食べ歩きし、スパイスをいろいろ調合して試行錯誤しながらオリジナルな味を追求。社長からOKをもらうまで、ものすごい時間がかかってしまいました。といっても、お店づくりはここからがスタート。レイアウトやアルバイトのトレーニング、仕入れ先との交渉、食器選びなど、何から何まで自分が責任を持ってやらなければなりません。それでも「楽しい!」と思えたのは、本当にこのビジネスが好きだったからでしょうね。

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Hot SpoonをYSKの事業の柱にしたい。

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入社3年目にHot Spoon五反田店がオープンし、店長として10年間奮闘。頑張った甲斐があって、2号店をオープンすることになりました。飲食店経営では、2店目の出店が一つの壁になりますが、今までやってきたことを認められたと思うとうれしかったですね。2号店は丸の内の有名ビルの中への出店。YSKのすべての店舗が路面店で、ビルインタイプは初めてだったのでプレッシャーはありましたが、何とか成功。その後、西新宿に3号店、東京ドームに4号店をオープンしました。4号店はフードコートタイプで、こちらもまた当社にとって新しい挑戦。お客さまの層も他店とは全く違うため、お子さま向けメニューの開発など、工夫を盛り込みました。現在はHot Spoonの全店の責任者として各店を運営しています。

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どんなに長くお店をやっていても、お客さまから「おいしかった」「またくるよ」と言われると、素直にうれしいですね。もちろん現状に満足するのではなく、味もどんどん進化させています。実際に今のカレーはオープン当初からかなり変化しているはず。お客さまの喜ぶ顔が見たい、その一心で仕事を進めていますね。現在はお肉を変えてみたり、ライスやトッピングを選べるようにしてみたり、試しながらメニュー開発を行っています。どれが正解かは分かりません。でもあきらめずに挑戦し続ければきっといい結果が出る。それは、これまで私が身を持って体験してきたことです。もっともっとチャレンジし、将来は、Hot Spoonを多店舗展開してYSKの事業の一つの柱になるようにしたいですね。

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Hot Spoon部門 部門長飯嶋 玄考